その後、手を繋ぎながら駅前のカフェに向かった。 俗に言う【恋人繋ぎ】ってやつで。 カフェでランチを食べながら色々な話をして、 お互いのデザートを半分こにして食べさせあったり、ショッピングしたり… きっと、どこからどう見ても仲のいい恋人。 すると梨花が背伸びをして、俺の耳元で囁いたのだった。 「ヤバイ……楽しすぎる♡♡」 梨花の言葉に顔が綻んだ。 「それ…わざわざ耳元で言うセリフかよ~(笑)」