「母さん…梨花が困るから、抱きつかないの!」 「え?お母さんなの? お姉さんとかじゃなくて!?」 …と梨花が心底ビックリした顔をしている。 「俺の母さんだから。 見た目若いけど、40歳だからね。」 未来の言葉に、お母さんが頬を膨らませる。 「いやだ~年齢バラさないでよ…。」 そんな会話を玄関で繰り広げていると、祐太と美咲が顔を出した。 「お兄ちゃん彼女連れてきたの?」 「え?綾瀬来てるの?」 二人が同時にそう言うと、二人の表情が固まった。