「ただいま~」 と言って、玄関を開けると、リビングから母さんがヒョコッと顔を出した。 「おかえ……り…?? えっっ??? まさか…この子が未来の彼女なの??」 「初めまして。 未来さんとお付き合いさせていただいている、綾瀬梨花と言います。 ヨロシクお願いします。」 ペコリと梨花が頭を下げると、 「キャ~~~~ッッ♡可愛い♡♡ 未来でかしたわ!」 出た! 母さんの可愛いもの好き…。 これが、今まで彼女を家に連れてこなかった理由でもある。