そう思うと、近づけなくなってしまった。






「はよ」



なぜか近くで聞きなれた声がします。





「聞いてんのか?」


ハッとして隣を見れば
キラキラと輝いている湊斗くんがいた。





…え。
待って!さっき…湊斗くんから私に…



「おはよう、って言ったの!?」


「言っちゃ悪いのかよ」




な、なんてこと…!
そんな貴重な挨拶を目を見て言い返せなかったなんて。