ガシッと掴まれた腕…
心拍数はこれまで生きてきて感じたこと無いほど上がった。
思いっきり抱き寄せられて…涼くんに身を任せっぱなしで。
ゆっくりと近づいていく距離に呼吸を止めた。
”一瞬が永遠に感じる”
とはこのことを言うんだ。
重なった唇が離れた瞬間…
わたしは涼くんの手を掴んだまま
その場に崩れ落ちた。
緊張と嬉しさのせいか自分の足では立っていられなくなった。
震えが止まらなかった。
高校1年の初夏(なつ)
平凡な毎日の中起こった奇跡。
わたしのファーストキスは大好きな元カレ。
お互いの彼氏、彼女の存在を裏切り
気持ちだけで走った恋。
傷つく人がいること…
そんなのわかっていた。
一瞬過ぎった罪悪感と不安は涼くんの照れた笑顔に呆気なく消されていた。
心拍数はこれまで生きてきて感じたこと無いほど上がった。
思いっきり抱き寄せられて…涼くんに身を任せっぱなしで。
ゆっくりと近づいていく距離に呼吸を止めた。
”一瞬が永遠に感じる”
とはこのことを言うんだ。
重なった唇が離れた瞬間…
わたしは涼くんの手を掴んだまま
その場に崩れ落ちた。
緊張と嬉しさのせいか自分の足では立っていられなくなった。
震えが止まらなかった。
高校1年の初夏(なつ)
平凡な毎日の中起こった奇跡。
わたしのファーストキスは大好きな元カレ。
お互いの彼氏、彼女の存在を裏切り
気持ちだけで走った恋。
傷つく人がいること…
そんなのわかっていた。
一瞬過ぎった罪悪感と不安は涼くんの照れた笑顔に呆気なく消されていた。

