元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない

ドカンと大きく鳴った鼓動が
抑えきれないほど心拍数をあげていく。




「ほっ…本気で……言ってるの?」



「うん…じゃなきゃ俺送ってけないかも?」



冗談にもとれるその口調に上手に反応することなんて出来ずに、真面目に答えるわたしがいた。


考えるべき事はたくさんあるはずで…
でもそれでも…



何度この夜に戻ってもわたしは同じ答えを出すと思う。






「いいよ…。」