ゴクッと唾を飲む。
優奈の答えが気になって、心臓がやたらと早く揺れ動く。
「私……」
言い淀む優奈。
もしかして、悩んでる?
優奈はそいつのこと好きなのか?
俺とはもう、本当に終わったのか……?
「ごめーー、」
「優奈っ‼︎‼︎」
俺は居ても立っても居られなくて。
優奈の口から決定的な言葉を聞きたくなくて。
優奈が口を開いたと同時に植木の陰から飛び出した。
「あっ!おい!」と海生が俺を止める。
だけど、もう遅い。
二人の視線が俺に集まり、「なんで……?」と優奈が目を見開いた。
「お前何してんだよ!」
「え?何って…」
「のこのことこんな人気のないトコまで着いてきて!お前は馬鹿か!」
裏庭は特別棟校舎の裏側にあり、園芸部の畑が少しあるものの、滅多に人は来ない。
呼び出されたからってこんなとこで男と二人になりやがって、こいつは阿保なのか⁉︎

