朝一番、凛ちゃんの爽やかな笑顔がまぶしい。


ぼんやり見ていると、凛ちゃんの髪の毛がぴょんとはねているのを見つけた。



その貴重な光景に、思わずふにゃと笑って手を伸ばす。



「凛ちゃん寝ぐせついてる〜」


「わっ、ひま! まだ寝ぼけてるんだろ」


「起きてるよ〜」



ふわふわとした思考のままこたえる。


凛ちゃんの髪の毛やわらかいなぁ。



「ったく、困ったなぁ」


「へ?」


「日葵がかわいすぎて」


「ぅえっ!!?」



凛ちゃんの爆弾発言で、ちゃんと意識が戻ってきた。


目をぱちくりさせていると、凛ちゃんはなんてことないように笑う。



「送るから早く起きるんだよ」


「……はーい」



凛ちゃんはいつだって余裕そう。


困ったり焦ったりすることあるのかな。



「朝ごはん、簡単だけどテーブルに置いてるよ」


「ありがとう!」



テーブルには、カップスープとトーストとサラダが並んでいた。


凛ちゃんお嫁さんに欲しくなる……。