きみ以上に、好きな人はいない






ふたりで顔を見合わせて、笑う。


楽しい時間はあっという間だなぁ。



「お風呂、入れてくるよ。 沸いたらひま先に入って」


「え、凛ちゃんが先に入りなよ!」


「また遠慮する。 いいの、待ってて。 さっさと洗ってくるから」



有無を言わさない笑顔で、凛ちゃんは廊下に消えていった。



ソファーにもたれて、ぼんやり部屋を見つめる。


下着は同じの付けるしかないよね……。


スキニーとTシャツをまた着るのは、少し気持ち悪い感じがするなぁ。


凛ちゃんに何か着替えの服を貸してもらえるだろうか。



「10分くらいで沸くから」



一時すると、腕まくりしたままの凛ちゃんがリビングへ戻ってきた。


お礼を言ってから、着替えのことを聞いてみることにした。



「何か着替え貸してもらえないかな……。 ほんと、何でもいいので!」


「あ、そうだよな。 気づかなくてごめん。 Tシャツ持ってくる」



と言って凛ちゃんが自室から持ってきたTシャツは、あたしには明らかに大きいサイズのものだった。