きみ以上に、好きな人はいない






雨はひどくなるばかりだ。


あたしも窓の外を見ながら、ふと、ある不安が過ぎった。



「凛ちゃん、テレビ付けてもいい?」


「ああ、いいよ」



リビングに行って、テレビを付ける。


テレビショッピングからニュースにチャンネルを変えた。



「大雨警報……」



あたしたちの住む地域に、大雨警報が発令されていた。


「雨ひどいな」と思う程度だったのに、警報のことを知ると、勢力が増しているように感じる。



「まじかよ。 通りでひどいわけだ」


「どうしよう……。 帰れるのかな」



まさか、このまま凛ちゃんのお家にい続けるわけにもいかない。


外に出た途端、吹き飛ばされそうなくらい風も強い……。


本当に、どうしたら。



「ん〜……ひまがいいなら、今日は泊まっていく?」


「ひぇっ!?」



凛ちゃんの突拍子もない提案に、変な声が出てしまった。


と、泊まる……!?


凛ちゃんのお家に? ……あたしが!?



お互いの家に泊まっていたのは、幼い頃の話だ。


今とは、わけが違う。