それだけで頭がいっぱいになるのに、どういう意味かわかる?なんて。
……考えられるわけが、ない。
ほっぺに凛ちゃんの唇の感触が残っていて、まだ近距離に彼がいる。
それだけで、顔が熱くなっていく。
「……わ、わかんない」
「っ、それ反則」
ーーと、凛ちゃんが目を逸らしたとき。
空がピカッと光った。
「きゃっ……」
「大丈夫。 俺がいるから」
雨がひどくなってきたようで、雷がなった。
凛ちゃんは体を起こすと、あたしの頭を撫でて微笑んだ。
凛ちゃんの笑顔、ホッとするなぁ……。
「……って、さっきキスなんかしたやつが言ったって、安心しないよな」
ごめん、と、困ったように笑う凛ちゃんを見て、あたしはどうしたらいいのかわからなくなった。
でも、凛ちゃんにそんな顔をしてほしくないと思った。
それに……。
「凛ちゃんにキスされて、嫌じゃなかったよ」
「……ひま」
「ど、ドキドキした……」
大好きな凛ちゃんからキスされて、ドキドキしないわけがない。



