きみ以上に、好きな人はいない






顔を隠すどころか、背中を向けてくるひまに聞いてみるが、なにも答えない。


どうしたんだよ。



「ほんっとズルい、凛ちゃん!」


「は?」



本音がぽろっと出てしまっただけに、引っ込みもつかなくて、なんて言えばいいのやら。


それでも、ひまにはささったようで。



「す、座らせていただきます……」



と、素直に俺の膝におさまることになった。



言葉通りひまがいてくれたら何もいらない、のに、かわいいことばっかりするひまが好きで堪らなくて。


いつか迎えるふたりの幸せな未来を想像して、心がおどる。



きっと俺は、しぬまでひまを甘やかしてしまうだろうな。










happy end ♡