きみ以上に、好きな人はいない






「守りたい女の子」だったひまがどんどん綺麗に成長していって、恋になったのはいつからだろう。


守りたい、いちばん大切な女の子なのはずっと変わらない。



「へへ、あたしも少しは翻弄できたかな」


「少しじゃないよ。 勘弁して」


「やったー! あたしの勝ちだね」


「なんの勝負だよ」



わけわかんねえ。 ひまに首ったけな時点でもう、俺は負けてるんだけど。


にこにこ嬉しそうなひまにそう言ってやりたいけど、それは行動で示してやるか。


嫌だってくらい、愛してやるから。



「気を取り直してゲームしよ!」


「こら、体勢はさっきのに戻して」


「えっ、それはやだ!」



ソファから降りて、コントローラーを拾うといたずらっぽい表情でこちらを見てくるひま。


そんな表情だってかわいいと思ってるから、本当にひまに弱い。



「だって、慣れてほしいだろ。 当たり前みたいに抱きしめられてろよ」


「っ……!!」


「どうした? 背中向けて」