きみ以上に、好きな人はいない






「はは、ありがたくもらうよ。 そのカバンも持つから貸して」



カバンを受け取って、冷蔵庫にケーキを入れにいった。


一泊分の荷物にしては、色々入っているような重さだ。 一体なにが……。 と思いながらひとまずリビングへと運んだ。



「せっかくお家でまったりできるからと思ってね、ゲーム持ってきたの! しよ〜!」



早速カバンを開けて、ウキウキした様子でゲームを取り出すひま。 背中だけでも楽しそうで、笑ってしまう。


だからか「テレビと繋げていい?」と振り返り尋ねてきたひまが首を傾げた。



「凛ちゃん、なんで笑ってるの?」


「……いや、かわいいなと思って」


「えっ、や、どこにそう思う要素が……!?」



本気でふしぎそうな表情をするひま。


ていうか、せっかく家に、ふたりきりなのにゲームってなに? ……それもいいけどさ。


ひまの手にあるゲームをうばい、さっさとコードを繋げてソファーに座った。



「ここ、座って」


「……えっ!?」