きみ以上に、好きな人はいない






送られてきた写真に、学校の先生とクラスメートが一緒に写っていたら、誰だって驚くよね。



「で、でも! 問い詰めるようなことしてごめんね。 ほら、九条先生カッコいいからさ……」


「そうなの! 昔から自慢の幼なじみで……あっ!」



と、口を塞いだけれど、もう遅い。


つい口が滑ってしまった……。



「幼なじみなんだ! え〜いいなあ」


「あはは、まあね……」



彼女が写真を入手したことは分かった。 でも、職員室の黒板に写真が貼ってあったということが心にひっかかっていた。


黙って、考え込んでしまう。



「あたし、吉川さんに聞きたかっただけだったのに、先生たちにも伝わってて」


「え……」


「写真見たときびっくりしてグループラインで送ったから、それで……。 結局、広めてしまったあたしが悪いけど」



申し訳なさそうにまた深く頭を下げられて、もういいか、という気持ちになった。


誰であれ、過ぎたことをずっと気にしているのもよくない。