きみ以上に、好きな人はいない






旅館の近くにあったスポッチャで、ボウリングやゲームセンターで昼過ぎまで遊んで、ジュースを飲みながら家の近くまで帰ってきていた。



「でも、この辺りだと知り合いに見られたらやばいかもな……」


「ん……ふああ……」


「ったく、眠たいのか?」


「あはは、ごめんね。 久しぶりに運動したからかな」



幸せ心地に浸りながら、眠気に襲われていた。


車の振動が心地よくてウトウトと目が閉じる。 それなのに、お腹は空いてるから〝グ〜〟となってしまう。



「子どもだなぁ。 ……なにが食いたい?」


「へへ、う〜ん……。 おにぎり、とか……」


「はいはい。 そこのコンビニで買ってくるから待ってて」



半分寝てしまいながらも、コンビニの駐車場に車をとめているのがわかった。


優しいなぁ、凛ちゃん……。



「ひま、買ってきたよ。 食べる?」


「うああ、ありがとう〜! 食べたい……!」