きみ以上に、好きな人はいない






凛ちゃんの腕の中、調子に乗って彼を見上げながらそう返してみる。


すると、すぐさま触れるだけのキスが降ってきて、照れるひまもなく、はむ、と唇をたべられていた。



「う、あああ、た、たべ、たべ!」


「日本語しゃべってね」


「大人の高度テクだ……ついていけない……」


「顔隠さないでよ」



手のひらで顔をおおっていたら、指にキスされてしまったから驚きながら見上げる。


朝起きてからずっと、甘すぎて溶けそう。 溶けてなくなりそうです。



「朝ごはん、食べに行こっか」


「っ! うん……!」


「なにその安心したような顔〜。 またキスしてあげよっか?」


「だ、大丈夫! もう! 凛ちゃんってば……」



朝目が覚めたとき、隣に好きな人がいる。 なんて幸せなことなんだろう。


それを噛み締めながら、朝ごはんを食べた。



「美味しかったぁ〜。 バイキングいいね」


「つい食べすぎるな」


「凛ちゃんはコーヒー飲みすぎだよ」