次の日。

たいしたことなかった熱は無事下がった。


でも学校は休んだ。


そして今、美容院にいる。

お父さんごめんなさい。

今日は、学校サボってしまいました。

でも今日1日を無駄にはしません。


「本当に、黒に染めちゃっていいのー?一回、黒髪にすると次すぐには、ここまで明るい髪色にはできないよー?」


美容師のお兄さんが名残惜しそうに話す。


私だって!本当は明るい髪色のが好きだ。黒髪よりも、明るい方が私らしいって思ってる。


でもこれが昨夜一晩考えた結果。


私は、やっぱり悠斗のことが好きだ。


だから、悠斗に似合う女の子になりたい。


だから

「……いいです。黒くしちゃって下さい。」


これが私の悠斗への想いだっ!!