「好きっ」 自然と声になっていた想い。 ほとんど無意識に近い状態で、私は笑顔で言っていた。 「……唐突っすね」 「えへへ」 琉生くんが、私に優しくしてくれるから。 だから、さらに“好き”が募っていくの。 琉生くんが、私の気持ちを大きくしてくれてる。 「琉生くんも駅方向なの?」 「まあ…」 「そっか!じゃあもしかしたら、また一緒に帰れる日が来るかもしれないね」 「一生来ません」 きっぱりとそう言い切る琉生くんに、私は「それはどうかな?」とふふっと笑いながら言った。