「実はね、2週間後に手術があるの」
「……怖いですか?」
「ちょっとは、ね。でも、さっきよりは大丈夫。
琉生くんがそばにいてくれるから」
琉生くんのことが大好き。
その気持ちがあるから、私は前へ進める。
琉生くんと私は、お互い見つめ合い、
引き寄せられるように……初めてのキスを交わした。
初めてのキスは少し熱くて、しょっぱかった。
涙で目は真っ赤になって、手はこ刻めに震えている。
琉生くんは、私のとってまるで太陽のような存在。
私を照らしてくれる、温かな光。
私を導いて、幸せを運んでくれる。
そんな琉生くんに、私はまた恋をした。



