「琉生くん」 先輩の透き通った声が、耳に届く。 周りの雑音が、何もかも聞こえなくなる感覚になった。 二人だけの世界。 まるでそんな雰囲気だと、一瞬思ってしまった。 「大好きっ」 言葉が、胸に響く。 先輩はへへっと得意げに笑いながら、俺を見つめる。 先輩の頬の赤さも、つぶらな瞳も、愛しくなる笑顔も、 瞬きするたび、光っていく。