それはつまり、琉生の幸せにもつながってるだろ? だから、俺が頑張る分、琉生は俺に何かプレゼントしてくれてもいい気がするけどな。 「琉生、今日一限から体育だから着替えちゃおうぜ」 「お、おう」 琉生とこれから一生敵どうしなんて、俺が嫌だから。 文化祭の日、決着をつけなきゃな。 俺の、この想いに。 一歩、一歩。 前に着々と進むたび思うんだ。 一瞬だけでいいから、彼女の瞳に俺だけを映したいって。