「じゃあ、またね琉生くん」 私はあからさまに肩を落としながら、自分の教室へ戻った。 あ!しまった!! 琉生くんに文化祭一緒に回ろうって誘うの忘れてた。 あー……私としたことがぁぁ。 明日、誘おうかな。 うん、そうしよう。 ねぇ、琉生くん。 文化祭一緒に回れたら、「可愛い」って言ってくれる? 視界が回る。キラキラ光る。 もう、この恋は止まらない。