「琉生くん」



「なんすか?」







「大好きっ」










伝えられる幸せ。


そばにいられる幸せ。




私が伝える愛の言葉には、いつだって幸せがこもってる。







「……はいはい」




私の言葉を若干スルーしつつも、手のひらを握る力を強めた琉生くん。


表情は相変わらず無表情だけど、本当は、どう思ってるの?








チカチカまばゆい星空が、私たちを見守っている。



ねぇ、私はいつまでこんな幸せな時間を味わえるのかな。