愛言葉







琉生くんの私服も、やっぱり素敵。


かっこいい。




淡い青色のグラデーションのロゴの入ったTシャツに、ロールアップされたカーキ色のズボン。



シンプルな感じで、琉生くんにとてもよく似合っている。







「……」



「……琉生くん?」





急に固まった琉生くんに、私は顔を覗き込むようにして声をかける。



どうしたのかな?


頬が赤く染まっているような…。







「な、なんでもないっす」



少し顔をそらした琉生くんは、顔を隠すように片手で顔下を覆った。





「?」


私はよくわからないまま、琉生くんが先に歩き出したので隣に並んで、私も歩き始めた。