キラキラして、輝いて見えて。 衝動的に、好きって伝えたくなった。 ありがとう、琉生くん。 私と出会ってくれて、私と話してくれて、私とこうやって一緒にいてくれて。 ありがとう――。 「……いいっすよ」 「え?」 「夏祭り、行っていいっすよ。別に」 今の、空耳じゃないよね? 琉生くんは照れくさそうに目線をそらし、呟くようにそう言った。