『はー!疲れたぁ』 志恩は肩で呼吸をしながら、地面に寝転がった。 『志恩、どうしてお前……』 俺と一緒にここへ? 最後の方は言葉にする前に、志恩が先に口を開いた。 『辛そうだったから。琉生、あそこにいたくなかったんだろ?』 俺のことならなんでもわかる。 まるでそう伝えてくれているかのような志恩の言葉に、安堵した。 志恩だけは、変わってない。 今までと同じだ。 俺の味方でいてくれることが、嬉しかった。 志恩だけは俺を裏切らずに、手を引いてくれた。 今になって、泣きそうになってしまった。