まあ結局、志恩の手伝いはしてやらなかったけど。 自分でやれっつんだよ。 夏休みが終わり学校へ行くと、志恩が教室で寝ていたのを覚えている。 徹夜してやったらしい。 俺はもちろん、夏休み初日で作文は終わらせた。 『誰だ、誰だー!?』 『志恩、お前か?』 『なわけねぇだろ!?』 周りがざわざわと、ざわつき始めた。 作文で賞を取るという快挙だもんな。当然か、ざわつくのは。 『賞をとったのは……静野、お前だ』 ……え?俺? ざわついていた教室の空気が、一瞬で静かになる。