「琉生くんのこと、悪く言うのはやめてっ」
琉生くんは、そんなつまらない喧嘩を買うような人間じゃない。
今はこうやって黙っているけど、何か理由があるんだ。
私、耐えられないの。
何も知らない人間が、琉生くんを悪く言うのは。
「……なにこいつ。琉生の彼女?ウザッ」
「あんた気づいてるの?今、すごく醜い顔してるよ」
「っ!……チッ」
琉生くんのことを悪く言っていた男の子らは、あからさまに舌打ちをして、私たちの元から去っていった。
スッキリした。
あのまま黙っていれば、私イライラで機嫌悪くしてた。
琉生くんのことを悪く言うなんて……最低。



