図書館内に入り、話をしてもいい勉強スペースに行く。
私語禁止の自習室よりも、相談可の勉強スペースの方が、空気は重すぎない。
「それじゃあ、始めようか」
私はそう言いながら、カバンに入っている教材を出す。
琉生くんもリュックの中から教材を出し、早速シャーペンを握る。
――勉強会、開始してからわずか10分。
ここの問題、難しいなぁ。
私はある問題に苦戦していた。
応用の問題だからか、何にもわからない。
気分転換に、琉生くんの方をチラッと見る。
琉生くんは真剣な眼差しで、国語を勉強していた。
サラサラ…と、琉生くんはノートに文字を書いていく。
琉生くんのノートに目を向けると、綺麗な字が並べられていた。



