――土曜日。
私は、学校の近くにある図書館の前で、琉生くんを待っていた。
「まだかなぁ」
時刻は、午後1時。
お昼を食べてから、勉強をすることにしていた。
初めての、琉生くんとのお出かけ。
お出かけって言っても、勉強会だけど。
それでも、外で会うのは初めてだから、すごく嬉しい。
昨日の夜は、楽しみすぎてあんまり眠れなかった。
ふと空を見上げると、広々とした青空に白い雲が浮かんでいる光景が目に入る。
いい天気だな。
心地の良い風が、ふんわりと流れる。
優しい風。
その風は、私の髪をすくうようになびかせた。



