もし恋の期限が切れてしまうときがあるとすれば、
それは、自分が完全に諦めたとき。
その時だけ。
だったら私の恋に、賞味期限はない。
ずっとずーっと、それこそ死ぬまで、琉生くんのことを好きでい続ける。
諦めてはいけない。
諦められない。
そんな恋をしているから。
今日も『この恋、賞味期限切れ』は、借りないでおこう。
これを読んでしまったら最後、私は恋という存在を改めて考えてしまう気がする。
そして、考えて考えて……この恋の“終わり”を想像してしまうかもしれない。
だから、やめておこう。
でも、いつか……読みたいな。



