私は、真っ直ぐ見つめてくる琉生くんの視線に耐えきれなくなって、目を伏せる。 「あ、えっと……」 「?」 「琉生くん、好き。大好き!」 ギュッと琉生くんの手を握る力を強める。 ドキドキ高鳴る心臓を抑えながら、熱くなっていく体温を実感していた。 「いつもそばにいたいの」 止まらない。 一度溢れ出したら、止まらなくなるんだ。 いつだってそう。 この恋は、激しく燃えている。 色に表すなら、ピンクよりももっと熱い“赤”だ。