大丈夫。 大丈夫。 これくらい、なんともない。 桃葉に気づかれないように浅めに深呼吸を繰り返す。 うん。 もう、平気だ。 太陽が眩しすぎるせいだ。 もっと水分補給しないとダメだな。 私の周りを漂う暑苦しい空気が、 私を照らす太陽の強い日差しが、 私の心臓を苦しめていくようで、怖くなる。 教室に戻った私と桃葉は、一緒にランチ。 今日は私が朝早起きして作ったお弁当を、桃葉と分けっこして食べ合う。 1年生の時もこうして食べたんだ。