【完】私が恋したプリンス*



「優人なんで喋ってるの!?!」



「「「えっ?」」」



私の言葉に王子様達全員拍子抜けした声を出した後、ゲラゲラと笑い出した。



だって、人見知りの優人がこんなにも普通に人と話しているんだから。

驚くに決まっているじゃない。



「俺だって、話すよ」



「極度の人見知りの優人が?」



「アンタ、それ優人くんをバカにしすぎですよ。まぁ、人前に出た時の優人くんは笑いものですけど」



…凛くん、私をさり気なくバカにしながら優人もバカにするとは。

年下のくせにやるのね…



「凛の二重人格も笑いものだけどな」



そんな凛くんに優人は言い返していて、優人がこんなに私以外の人と楽しそうに話しているところを見るのは初めてで、なんだか嬉しかった。



「まぁまぁ。細かいことは気にしないでさ、本題に入ろうか」



淳平先輩はいつもの笑顔で話題を変えた。



なんだか話を逸らされたようにも感じるが…

それ以上話を聞くことが出来る雰囲気でもなく、流れに任せるしかなかった。