「本当?!」 耳元で聞こえる少しかすれた声に優しく頷く。 「凛くんが大好き」 「…ヤバい泣きそう」 泣きそうと言った彼の肩は小刻みに震えていて、その背中をギュッと抱きしめ返す。 「俺もなっちゃん先輩大好き!!!」 そして再び告げられた言葉に胸が高なった。 「凛、前田を幸せにするんだよ!」 「那姫を幸せにしなかったら、俺が奪っちゃうからね~」 そんな私達を優人と淳平先輩はからかった。