凛くんはきっと、人一倍〝家族〟という存在に憧れていたんだ。 けれど突然母親と再開して、家族というものが怖くなり、家族というものが分からなくなったんだ… 「私が凛くんを守るよ」 どんなに辛くても、私が笑わせてあげる。 悲しい時は一緒に泣く。 楽しい時は一緒に笑って。 嬉しい時は一緒に喜ぼう。 寂しいなら、側にいるよ。 私は抱きしめる力を強めた。 その行動は1人じゃないよ、と言うかのように。 「…なっちゃん先輩…」 「だから、怖いものなんてないよ」