「今、私達は彼等のお母さんを必死で探してる途中で……よかったら、彼等に会ってくれませんか??」



私は深く頭を下げた。

彼等になんとしてでも会わせたい。



「こちらこそ、お願いします」



佐藤さんは今日1の笑顔を見せ、了承してくれた。



王子様達の笑顔を思い浮かべたら、早く知らせたくなる。

けれど、この話は直接言うと心に決めた。



それから私達は具体的に会う日時や場所を決め、彼等の昔話を聞いて過ごし。

また、カフェから帰る際には佐藤さんは私に何度も何度も頭を下げお礼をし、カフェを後にした。