「えっと、那須の那に姫で那姫です」 「那姫ちゃんにピッタリの名前ね」 彼女は大人だけれど、どこか子どもの様な幼さも持っていて、次第に私の緊張は解れていた。 なのに私の頭の中には王子様達の姿がちらつく。 「はぁ…」 どうしたら良いのか分からず、思わずため息が零れ落ちた。 「那姫ちゃんどうかしたの??」 「あっ…えっと…」 目の前には心配そうな表情を見せる綺麗な女性。