「やべ・・・」 ぼやけた視界。 反転する景色を回るままに見て。 落ちていく身体を支えることもとめることも叶わず。 「一ノ瀬!!!」 大きな音を立てながら階段をおちていく。 身体を打ち付ける痛みと、クラクラする頭。 受け身をとる余裕も気力もなくそのまま階段下まで落ち壁に強く体を打ち付けた。 そして、そのまま意識を手放した・・・。