【今、瑠璃ちゃんとそっちに向かってるから】



そう続けて送信されてきた…



「はぁ…」


「どーしよう、リク」


「大丈夫だ、堂々と付き合ってるって

言えばいいだろ」


「まぁね」




間もなく、目の前に1台の車が横付けされて
お母さんと瑠璃おばちゃんが笑顔で
窓から顔を出した。