これは途方もない恋
体に染み込んだ愛だ
生まれた時から心の中にある想い
それは
子孫を残す僕らを苦しめる訳でも無い
ただ寄り添う
穏やかな想い
何もかもを乗り越えて
僕らに受け継がれた太古の絆
誰かを想い
誰かに想われている
だから僕らは
奴らを想い月の下を飛ぶ
それは
忘れてしまわないようにと
託された想いでもある
すると奴らは
僕らを想い太陽の下を飛ぶ
それは
僕らに対する
礼なのだと
離別は僕らをより強く結んだ
離別は奴らをより美しくした
その時を覚えているのは
生きるための
絆が出来た瞬間だからなのか