競技が終わり、応援席に戻った。 「後は騎馬戦だけだな」 『あぁ』 「お前大丈夫か?」 何が? ・・・背の事か? 『大丈夫だよ。 背なんか関係ないくらい活躍してやるからよ!』 そう笑顔を向けた。 ケータイに目を向けるとメールが来ていた。 確認すると宛名は保健室の先生からだった。 所謂、斗真の彼女。 ・・・保健室に来て、か。 騎馬戦まで暇だし・・・ 行くか。 『ちょっとトイレ行ってくるわ』 「あぁ」 大島にそう伝えて保健室に向かった。 「俺の言った大丈夫かは、 そういう意味じゃねぇよ」