「お嬢かなんか知らねぇけど、
調子に乗ってんじゃねぇよ!!」
殴りかかってきた女子の拳を普通に手で受け止めた。
『調子になんか乗ってねぇよ。
そっちが勝手に乗ったんじゃん?』
「まさかあんな簡単な挑発に乗るとは、
思わなかったよ」
『あんたら嘘つきだね。
モテたいからって』
「頭いい学校名名乗らないでよ、
西浦生?」
馬鹿にしたように2人で笑った。
「女だからって調子乗るんじゃねぇよ!!」
それが癪に障ったのか、キレて殴りかかってきた西浦生。
「おい、やめろ!」
橋本が止めようとしたが遅かった。
殴りかかって来た西浦生をほんの数秒で倒したからだ。

