『あ、ああ。心配かけて悪かったな』 「ううん、来てくれてよかった。 あたし、すごく心配したんだからね!」 『うん、ごめん』 藍原先生を抱き寄せた。 なんか心配かけちゃったみたいだし、 これくらいいいよな・・・ しばらく何も喋らず抱き合っていた。 キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴った。 『じゃあ行くな』 「うん・・・」 藍原先生は名残惜しそうに離れた。 『じゃあな』 私は保健室を後にした。 にしてもあんな人が彼女か・・・ 斗真もやるな! 少し微笑みながら教室に向かった。