「お兄さんが亡くなったって!!」 『えっ…』 鈍器で頭を殴られたような感覚になった。 斗真が…死んだ? 斗真は私の双子の兄で妹から見てもイケメンで… みんなに自慢できる兄貴だ。 「緋真?…緋真!」 梨沙子の声も私の耳には届かなかった。