ハアーー
コンクリートの地面に座って空を見上げる。
大きめについたはずのため息は、虚しく消え何も変わることがない。
こんな私のちっぽけな人生、誰も助けてはくれない。
そんな事もう期待していない。
自分の人生を呪うことはもうしなくなった。
いつからだろう。
感情を捨て、希望を持たず、全て諦めて、ただ生きることだけを考えるようになったのは。
そんなことを考えて寝そべると、頭上にはすみきった空が広がっていた。
眠い。
さすがにあの睡眠時間では、強烈な睡魔が襲ってきてしまう。
まだ皆んなが登校してくるまで1時間くらいあるだろうか。
少し寝よう。

