「あみの様子は?」 総一郎は首をふった。 「とりあえず点滴も終わったから、いったん病室にうつす。」 そう言うとどこかに電話をかけ、すぐに看護師とストレッチャーがきて、あみは病室にうつされた。 俺はその日面会時間ギリギリまであみに着いていたが、そこ日あみが目を覚ますことはなかった。 はやく戻ってこい。 side 賢一 end