「賢一。」 「親父。」 「あみは?」 「寝ちまった。とりあえず部屋に連れてく。」 「ああ、その前に確認したい事がある。」 そう言って連れてきたのは、神崎のおっさん。 「修一、この子だ。」 俺に抱かれたあみを凝視して近づいてくる、おっさん。 信じられない物を見るようにあみを見て、あみの額を触ると、 「あみ…?寝顔もそっくりだ。間違いない。生きてたんだな。」 「なんだよ、どういう事だ?おっさん知り合いなのか?」