幸せの先







「あみ、おいで。」





賢一さんに手を引かれて、宴会場をでた。






長い廊下を歩いていて、きれいなお庭に出た。





「あみ、どうした?嫌だったか?怖かったか?」







ふるふる頭を振る。






違う。むしろ安心しきっていた。






だから油断した。